マンダラチャートというか、金剛界マンダラはどうして下段中央から描き始めるのでしょう?
私にとってはこれは以前からの謎でした。
横書きですと左上から、縦書きでは右上から、時計回りでも上段中央から描き始めるのが自然ではないでしょうか?
ところが金剛界マンダラは一番下、6時のマスから時計回りに回り始めます(向下門)。当初違和感があり、左上を始点に描いていたほどです。
成田山にダライ・ラマが作成したという立体マンダラがあります(たぶん金剛界曼荼羅ではありませんが・・・)。白地に、赤や青などの原色をつかった鮮やかなマンダラで、四周が城壁に囲まれ、中央と東西南北に塔が配されていました。正面(東)から観ると上のような感じになります。
真上から観ると分かりづらいのですが、下段中央が正面なのです。
写真は韓国・済州島の薬泉寺に奉納されていた砂で描かれたマンダラ。チベットの僧が描いたものなのでしょうか?
成田山の立体マンダラは本当に立体的ですが、撮影は禁止されていました。