私のイチオシ ハッシュ・リモア

ドイツのスーツケース・メーカー、リモアは1898年総合の老舗です。
1935年、軍事用の過酷な使用に耐えるように、アルミニウムの素材。表面の凹凸加工が開発されました。航空機からの技術の借用です。
スーツケースでは独特の地位を築いていますが、経営戦略論上「模倣の要素も入っている」ということにご注目ください。
他の全く関係ない業界の模倣は『新兵器』になるという一つのケースです。
新素材が開発されても、「リモア」を持ちたい方は、ジュラルミンにこだわります。

但し、国際線でアルミのスーツケースを(貨物室に)預けますと、ボコボコにされますよ。

 

リモアの発する騒音はハーレー・ダビッドソンの排気音のように音で特許をとれるかもしれません。

リモアは騒音発生器付きキャリーバッグ、ガラガラとホント大きな、轟音に近い音を立てます。
空港や新幹線のホームなどで、やたらうるさいキャリーバッグを見かけたら、それはきっとリモアです。 

普通の税理士さんは自分の事務所で申告書を作成しますが、私は税務でもオンデマンド、つまり申告書の多くは客先で作成します。
そうすると、持ち歩かなければならないのはプリンタ。
昔は自分のパソコンを会社のプリンタに自由に繋げられたのですが、最近はアクセス制限がかかっていることがほとんど。自前のプリンタを会社に持参しなければならなくなりました。

また、税務以外の企業戦略論の勉強会や講演で必要なのがプロジェクタ。私のプロジェクタは3000ルーメンの割に軽いので、はほとんど自前のものを使用していいます。

このプリンタやプロジェクタを運ぶのにリモアは必需品・・・自分ではこのリモアを称して「動く事務所」と呼んでいます。

さて、このリモアのキャスターがすり減ってきました。
これがすり減るとどうなるかというと、リモア本体が歩道のデコボコなどに擦って、本体に裂けるように穴が開きます。

本体下に20センチ程度の大きな裂け目ができてしまったので、
「これはあきらめ」
と、一度は捨てようと思ったのですが
「ちょっと待て」
と思いとどまり補修することにしました。 

ます、裂け目を「シューグー」で補修・・・なかなかいい感じです。 

シューグーで穴をふさぐ

次に古いキャスターを外して「ハッシュ・リモア」を装着。工具で簡単に取り換えられます。

このタイヤがハッシュ・リモア

さすが「ハッシュ・リモア」=「リモアを黙らせる?」・・・静かなことこの上なく、夜の静かな住宅街も、ほんの少し音を気にするだけで歩けます。